スタートアップ招待制カンファレンスB Dash Camp2017に参加して学んだこと
今回は、3月16~3月17日に福岡で行われたIT業界最大の招待制スタートアップカンファレンスであるB dash Campに参加してきました。
スカイランド木下さんに紹介してもらって参加したのですが、僕自身こういったスタートアップカンファレンスに参加するのが初めてで、どういったモノかふわふわとした中、勉強になりそうという点と資金調達に向けての後押しになるだろうと思って行きました。
結論から言うとめちゃくちゃよかったです。
<よかった点>
・イベントに参加することで中山の知識レベルが上がった。
・中山の見ている視座がぐんと高まった(気がする)。
・いい出会いがあった。(初めましてでも真剣に話を聞いてくれる優しい方たちばかりでした)
・同世代の若手起業家と仲良くなった。(東京でも飲みいきたい)
・普段会えないような超多忙な先輩経営者と直接話ができフィードバックを貰えた。
・小室哲哉に会えた(世代じゃないからあんまり知らない)。
などなど、メリットがたくさんありました!
ほんと、僕みたいな若手起業家はみんな参加するといいと思います。
次回も参加したいと思う一方で、復習も大事だと言うことで僕の勉強したことのメモとして書いていきたいと思います。(もし、認識が間違っていたりしたらフィードバックもらえると嬉しいです!)
参加されなかった人達にも見てもらえるようにまとめて見たいと思います。
(少しでも多くの人が見て次回の参加に繋がってくれたら嬉しいです。そして次回は僕と会って仲良くなってください!笑)
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目次
1.B Dash Campってなに?
2.インターネットビジネス、次に何が来る?
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1.B Dash Campってなに?
まず、そもそもB Dash Campって何だろうって人もいるかと思います。(すみません、僕がそうでした)
B Dash Campとは、国内外のインターネット業界の第一線で活躍する経営者や業界関係者達による講演やセッション、ネットワーキングを通じ、参加する人のビジネスがグローバルに飛躍するための場になることを目的としたカンファレンスです。
招待制にすることで業界で活躍する方を中心に、質の高い講義やネットワーキングをしており、事業のアライアンスや、投資などの機会を作って貰えます。
(中山はファイナンスに関する知識が乏しいながらも、エンジェル投資家、VCとの出会いそして資金調達に繋がる事を期待していきました。
主催:B Dash Ventures株式会社
場所:福岡
開催内容:セッション、プロダクトやサービス紹介ブース、ネットワーキング
参加者:大手企業の経営者、スタートアップ経営者、大手企業,VCで活躍されている方
参加者数:600名程度
応募形式:主催者及びイベントサポーターによる完全招待制
DAY1
U25サミット(25歳以下のスタートアップ経営者を対象とした勉強会)
2017年初の取り組みだったみたいなのですが、次回からもしていただけるみたいです。
DAY2
ランチ、オープニング
セッション、アフターパーティー
DAY3
セッション、ピッチコンテスト、クロージングディナー
このような構成になっていました。
インターネットビジネス、次に何が来る?
セッションでは上場企業の社長などの業界で超活躍している人たちが繰り広げるトークがかなり勉強になります。
セッション初日の1番最初のセッションが、「インターネットビジネス、次に何が来る?」でした。
gumi社長の國光宏尚さん
paymoで話題のAnyPay社長の木村新司さん
フリークアウト社長の佐藤祐介さん、
モデレータとしてB Dash Venture代表の渡辺洋行さん
早々にすごいトークが始まりました。
勉強になったと思ったと同時に、見ている視座の違いに驚きそして視座を少しでも縮めれるように努力したいと思ったセッションでした。
ポストスマホのちょっと前くらいの今、どういう風に業界が動いていくのかという事をお題に話が展開していきました。
<渡辺さん>
振り返ってみると、ガラケー時代が到来したのが1999年。そのあとiPhoneが2007年ですぐ普及したわけではなくて、2007年〜2012年はスマホとガラケーの境目でした。これがポストガラケー。
ガラケーの時代が少なくとも10年以上は続いて、同じようにスマホもいくなと考えると2020年~2024年くらい行ってもおかしくない。2019年~2020年くらいがポストスマホが始まって、そこから底上げしていきグローバルに巨大化していきピークが2020年半ばくらいになるだろう。
これらはデバイスの話ですがソーシャル軸に注目することも大事で、デバイスの変化やソーシャルの普及によって一気にプレイヤーが変わっていった。今やっているビジネスのフィールドは実はそんなに変わっていなく、ソーシャル&スマホになって作り方が変わってそれが大きなターニングポイントになったと思っていて、それが今後も続くのか、変わるのであればどう変わって行くのかという2軸で考えていきたい。
まずはデバイスという観点でいきましょう。
<國光さん>
ソーシャルウェブとスマートフォン、それとクラウドサービスこの3つが組み合わさってweb2.0が始まったのが2007年です。
Facebookはマークザッカーバーグが始めて、ジェフベゾスがクラウドサービスを始め、スティーブ・ジョブズがiPhoneを始めました。
デバイスっていうところでいうと、VR/AR/MRに進化して行って、データという所ではソーシャルウェブがIoTに変わって、クラウドがクラウドAIに変わるっていう大きなweb3.0がスタートしたんじゃないかと。
スマホなかったら不便っていうけど、そんなわけないよね。レストラン予約とか絶望的にめんどください。
目とネットが繋がるとAR技術で「ホワンっホワンっホワン」と目の前に画面のようなものがいくつか出てきて、それをパシッて触るとレストラン予約できる。みたいな感じになる。
目とネットが繋がるモノにどんどん変わって来ると考えていて、UI/UXの進化が大きな変化になって来ると思っていて、入力が音声になったりと。
スマホ時代に出てきたプレイヤーでいうと、スマホファースト、スマホオンリーにしたサービスが流行りました。何をスマホファースト・スマホオンリーにしたかというとUI/UXをスマホファースト・スマホオンリーにしてきました。
それを見ていくと、今後はVRファースト、ARファースト・オンリーにした会社が新しいプレイヤーになっていくのだろうと考えています。
<木村さん>
2010年にiPhone3が出たけど最初は使われていなかった、そこから3年くらい経ってデバイスが良くなって急激に使われるようになりました。
そこから2017年まで何が出たかって考えると、色んなスタートアップやサービスが出てきました。まず1つ目がFacebookというトラフェックが変わってzyngaとかがFacebook上で出てきてそこからブワッと伸びてトラフィックを取っていきました。
スマートフォンでいうと色々なアプリが最初は何も入っていませんでした。デバイスバブルが起きてインストールしやすかった状況で色々なスタートアップが出てきてっていう時代が続きました。
サーチからソーシャルに変わったのがトラフィックバブルの変化と考えています。
更にいうと、メッセンジャーやLINEなど見えない所の口コミがすごい起きていて、スマホというものができたことで、大企業しかできなかった広告費をかけてユーザーを獲得してサービスを提供しいていた所から、口コミネットワークでサービスを紹介できるようになって、大企業が持つようなサービスをスマホで個人が持てるようになったのが変わり目かなと思っています。
大企業が持っているツールを個人が持てるようになったのでAirbnbのように個人で不動産業ができるようになったし、Uberな形でお客さんが取れるようになったのが大きな変化で個人でエンパワーメントするような形に変わってきたと考えています。
<佐藤さん>
お二方の話で大部分の議論が尽くされていると思うんですけど、ちょっと違った視点で見ると消費がどう変わってきたのかという所が一個あるかなと思っています。
2つのラインがあると思っています。1つは技術でサプライチェーンが変わって消費の手前が変わりました。2つはアドバタイジングがテクノロジーで変わりました。需要が創出されているものに対してどうぞ。という所に関してはテクノロジーがすごくやれるようになりました。
今からはマシーンラーニングの時代になってきていて、デマンドそのものを一体どう創出していくのかっていう所に時代がきています。
それと対応するようにメディア環境が変わってきています。PCは比較検討に最適でしたが、スマホでは比較検討がすごく困難なメディアフォーマットなんですよね。しかもインターネットに関わる姿勢も受動的で、タイムラインに流れた情報を消費して行ったり、プッシュされる情報を消費するような時代になってきています。
モノはどんどんすすめられたい。おすすめは一個にして欲しい。これがあなたにとって最高、素晴らしいからこれを消費しましょう。というような姿勢に人間がどんどん変わってきています。
需要そのものを自分の外側の世界から作り出してほしい。という気持ちがめっちゃ高まっています。
人間が何を欲しているのかという情報がすごく溜まりやすくなっていて、それを分析しやすくなっているので、次のテーマとしては人間が消費するものをいかに先回りしていて需要そのものを作り出せるかが鍵になって来ると思っています。
<ここまで>
と、いったような話を繰り広げていました。
今何に突っ込めばいいのかという視点で國光さんはVR・AR・MRの話、木村さんが個人をエンパワーメントするもの、佐藤さんは消費データをもとに需要を作り出せるかどうかの話をしていただきました。
実はその後も話は進んでいき、VR・AR・MRなら何をするのかという話でVRを作るためのツールかVRでのゲームなどの話。
ソーシャルトラフィックの時代というところではクリエイティブ性、見せ方、押し付けではなく本当にいいものが受け入れられる時代になってきていて、それらを使って個人のエンパワーメントをさせて行くようなサービスを作る。銀行がやっていたようなローンを個人ができるようにするサービスみたいな。
耳を主軸にしたSNSが流行るだろうって話など、ほんと映画の世界の話を本気で作り上げて行こうとしている事にぼく自身すごくワクワクしました。
そして、会場であったたくさんの先輩経営者や同じような若手起業家との繋がりもでき、本当に参加してよかったと思っています。
よかったで満足しないように、これらの知識を活用して事業を進めていくと共に、B Dashで知り合った方々とは今後も色々と繋がれたら嬉しいと思っていますので、よかったらランチ、お茶、飲み、焼肉、寿司、スイーツ(イカンイカン、ダイエット中)でも誘ってください!
最後までお読み頂きありがとうございました!